被削性評価試験サービス

こんなお悩みありませんか?

加工現象を
“見える化”する
被削性評価試験

私たちの豊かな生活を支える高度な技術は、絶えず進化をしています。
さらに、広がり続けるグローバル競争化で生き抜くためには、先を見据えた研究開発が非常に重要です。
山本金属では独自の計測評価技術を用いた被削性評価試験を通じ、技術の深層化や効率的なプロセス構築をすることで、
加工現象の“見える化”を実現し 共同研究のパートナーとして貴社の課題解決に取り組ませていただきます。

課題01

現状の加工条件より
良い条件を知りたい

課題02

新工具・新素材・新油剤の加工性を知りたい

課題03

評価試験をする
スタッフ・機械・時間
が不足

従来との比較を経験者の勘に頼るのではなく、定量的な分析を行うことで、
確かな加工時間短縮・品質改善・研究開発に繋げることが出来ます。

NC旋盤・マシニングセンタ 双方での試験が可能です。
難削材(SUS440 SUS630 Ti-6Al-4V インコネル ハステロイ ステライト等)での試験やテストの実績もございます。
使用できる計測評価機器・試験用設備はこちらより御確認頂けます。

【評価事例】
●油剤評価試験 ●各種ステンレス鋼の旋削試験 ●ボーリングバー加工性評価
●MQLドリル切削テスト ●開発鋼の加工シミュレーション ●切削刃先温度計測試験
●エンドミル切削抵抗評価試験 ●深穴加工試験 ●CFRP加工性評価など

多様な角度から加工現象を見える化

被削性評価試験の評価判断基準

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工具摩耗

工具の刃先は切削加工により高温・高負荷を受け、必ず摩耗します。
さまざまな条件下で試験を行い、工具の摩耗量を数値化します。
また、SEM(走査顕微鏡)を使用することで、摩耗部の成分分析も行えます。

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切削抵抗

切削抵抗とは、加工時に刃物と被削材との間に発生する抵抗(力)のことです。
キスラー社製の切削動力計を使用し、切削中にかかる抵抗を数値化します。

切削抵抗の値が大きい場合、切削負荷は大きく、切れ味が悪いという判断が出来ます。
そして、切削抵抗の振幅が大きい場合、不安定な切削となり、直近での工具破損リスクが高いということが見えます。 つまり切削抵抗と振幅の大小を比較することにより、工具寿命の優劣を短期間で予測することも可能となります。

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温度計測

切削加工時に発生する熱エネルギーは、工具寿命に大きく関係します。
MULTI INTELLIGENCE®やサーモグラフィ・熱電対を用いて切削時の工具・素材の温度計測をし、温度推移や分布を評価します。MULTI INTELLIGENCE®は切削加工時の工具の温度をリアルタイムにモニタリングする事が可能なモニタリング機器です。クーラントを掛けながらの温度計測も可能です。(インナースルー対応可)赤外線サーモグラフィでは測定できなかったドリル加工時における工具刃先の温度の測定も可能です。(#30,#40,#50対応。特注品は要相談)
赤外線サーモグラフィーを用いたモニタリングにも対応可能です。

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表面粗さ

zygo社の非接触式表面粗さ計を使用することで、表面の粗さの測定だけでなく、
内臓されている干渉計により表面の3次元化も行えます。
また電界放射型走査電子顕微鏡を用いた加工変質層の観察も可能です。

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切屑形状・色

切屑形状や分断性を可視化することにより各条件別のリスクを把握することが可能です。
ハイスピードカメラによる排出状況を確認する事も可能です。

条件別切屑形状の比較
ハイスピードカメラによる切屑排出状況の観察

計測評価機器一覧

メーカー 計測評価機器名
日本キスラー㈱ 切削動力計 9255B
切削動力計 9255C
切削動力計 9129AA NC用
切削動力計 9129AA MC用
回転式切削動力計 9170A
㈱キーエンス ハイスピードカメラ VW9000
マイクロスコープ VW9000
日本アビオニクス㈱ 赤外線サーモグラフィ H2640

試験用設備一覧

BT50対応
5軸MC

BT40対応
立型MC

BT30対応
立型MC

旋盤加工
メーカー 機械名称 最大加工径×最大長さ 規格 主軸回転数 主軸インチ 内部給油 クーラント圧
DMG森精機㈱ NT4250
DCG/1000SZ
φ660×1027 5軸複合加工機 4000 10 メーカー標準
NL3000Y/1250 φ420×1260 チャッカー Y軸付き 4000 12 × メーカー標準
NL2500Y/700 φ366×705 チャッカー Y軸付き 3000 10 × メーカー標準
シチズンマシナリーミヤノ㈱ BNC34C φ34×150 バー材加工機 4000 × メーカー標準
マシニングセンタ加工
メーカー 機械名称 テーブル作業面の大きさ 規格 主軸回転数 主軸規格 内部給油 クーラント圧
DMG森精機㈱ DMU 80 FD duoBLOCK Ø 800 5軸複合加工機 12000 HSK100A 6.8Mpa
NMV5000 DCG φ500 5軸複合加工機 20000 BT40 メーカー標準
NMV8000 φ800 5軸複合加工機 15000 BT50 7Mpa
NV5000α1B/40 1,320×600 立型MC 14000 BT40 7Mpa
NVX5100Ⅱ/50 1,350×600 立型MC 8000 BT50 7Mpa
MV-55/50 1400×550 立型MC 6000 BT50 × メーカー標準
NHX5500 500×500 横型MC 8000 BT50 メーカー標準
ファナック㈱ α-D21LiB BBT30 850×410 立型MC 10000 BT30 メーカー標準
㈱牧野フライス製作所 V56i 1050×550 立型MC 20000 HSK-A63 7Mpa
安田工業㈱ YBM Vi40 φ400 5軸複合加工機 24000 BBT40 6.9Mpa

例えば、このような
ご要望にお応えします。Request Order

  • 新素材、新製品の性能を試したい
  • 加工品の最適加工条件を知りたい
  • 工具費用を減らしたい
  • 今より加工時間を短縮したい
  • 人の感覚に頼っている技術をデータ化したい
  • 実験をしたいが設備、時間がない

ご注文・ご依頼までの流れFlow

お電話・メールで、ご相談を受け付けます
まずは、お電話またはメールでお気軽にお問い合わせください。
スピーディーにご対応させていただきます。
step 01
ヒアリングし、お客様のご要望をお伺いします
御訪問やWEB会議システムでのお打ち合わせを通して、試験の仕様を摺合せさせて頂きます。
試験仕様に基づき、御見積書をご提出します。
02
試験の立ち合いも可能です
実際に被削性評価試験サービスを御発注頂いた場合は、岡山研究開発センターにて試験の立ち合いも可能です。
お気軽にご相談ください。
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